群馬県の土地をめぐって、大きな変化が起きています。
2026年9月15日に公表された群馬県の地価調査で、県内の全用途平均の地価変動率がプラス0.2%となりました。
県全体の平均が上昇するのは、実に34年ぶりです。
【1993年以来の上昇】
今回調査されたのは、2026年7月1日時点の県内359地点。
全用途の平均変動率はプラス0.2%でした。
群馬県では1993年に地価が下落へ転じて以降、長期間にわたって県全体では下落傾向が続いていました。
今回、その流れが34年ぶりに上昇へ転じたことになります。
地価が上昇した地点は158地点。
前年より25地点増加しました。
【住宅地はまだ下落】
ただし、群馬県内すべての土地が値上がりしているわけではありません。
住宅地の平均はマイナス0.2%。
34年連続の下落となりました。
一方で下落幅は縮小しています。
高崎市や太田市の駅周辺など、生活利便性の高い地域では地価上昇が目立っています。
太田市のベッドタウンとして需要がある大泉町などにも上昇地点が広がっています。
【商業地と工業地は上昇】
商業地はプラス0.9%。
工業地はさらに大きく、プラス2.8%となりました。
工業地については6年連続で、調査されたすべての地点が上昇しています。
高崎・太田・前橋などでは再開発や民間企業による整備が進み、中心商業地の地価上昇が続いています。
草津町では新しい旅館や店舗の開業などを背景に、大きく地価が上昇。
みどり市では、市発足以来初めて地価が上昇しました。
【県内最高価格は高崎】
住宅地で最も価格が高かったのは、高崎市北双葉町。
1平方メートルあたり14万1000円で、7年連続の県内トップです。
商業地の最高価格も高崎市。
高崎市栄町が1平方メートルあたり45万3000円となり、3年連続で県内トップとなりました。
34年間続いた「県全体では地価下落」という流れが、ついに変化した群馬県。
今後この上昇が県内のどこまで広がっていくのか注目されます。

