オーストラリア沖で、めったに見ることのできない瞬間がカメラに収められました。
撮影されたのは、ザトウクジラが海中で赤ちゃんを出産する瞬間。
しかも今回は上空のドローンから撮影されており、ザトウクジラの出産をドローンで記録した映像としては世界初とみられています。
偶然見つけた1頭のクジラ
撮影されたのは7月28日、オーストラリア東部ニューサウスウェールズ州のキングスクリフ沖。
海洋哺乳類の救助・研究団体ORRCAのドローン操縦者がクジラを観察していたところ、ほかのクジラとは違ってゆっくり泳いでいる1頭に気付きました。
その後、海面付近で大きな変化が起こり、生まれたばかりの子クジラが水面へ姿を現したのです。
出産直後の親子の姿も
映像には出産の瞬間だけでなく、その後の母クジラと赤ちゃんの様子も記録されています。
ABCが公開している別の34秒の映像では、出産を終えた母クジラと子クジラが一緒に泳ぐ姿を見ることができます。
撮影されたのは世界でもわずか4例ほど
ザトウクジラは巨大な動物ですが、実際に海の中で出産する瞬間を人間が観察する機会は極めて限られています。
ABCによると、今回の映像はザトウクジラの完全な出産が映像に記録されたものとして世界で4例目とみられ、ドローンによる記録としては初めてとされています。
今回の記録は珍しい映像というだけでなく、出産直後の母子の行動など、ザトウクジラの生態を研究するうえでも貴重な資料になる可能性があります。
実際の映像はこちら
▶ 出産の瞬間(19秒)
ABC Newsで実際の映像を見る
▶ 出産後の母クジラと赤ちゃん(34秒)
ABC Newsで親子の映像を見る
※映像にはクジラの出産に伴う血液が映っています。
偶然記録された貴重な瞬間
普段はほとんど目にすることのできない、巨大なザトウクジラの出産。
今回はドローンによる観察中に偶然その瞬間に遭遇したことで、これまでほとんど記録されてこなかった新しい命が誕生する瞬間が映像として残されました。
※本記事は2026年8月16日時点で確認できる情報をもとに作成しています。


